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WRC 2022 サルディニア SSS1

SSS1 Olbia Cabu-Abbas 1

前夜祭的な感覚で開催される、このSSS1。
木曜の夕方(現地時間で。日本だと今回はAM1:00)から開始される第1ステージは、ほとんどの場合、スペクテイターステージとも言われ、沢山の人観てもらえるような場所で行われます。
走行距離が短く、ロータリーをぐるぐる回るドーナツがあったり、バンク、ヘアピンなどが意図的作られている、アスレチックのようなステージになっています。
また、今回のサルディニアの場合、ほとんどのステージがグラベル(未舗装路)であるため、当然車両はグラベルセッティングになっています(もちろんタイヤもグラベル用)。
しかし、このようなスペクテイターステージは、路面がアスファルトだったり、石畳だったりして、グラベルセッティングのまま走るのが難しいようです。
走行距離が短いこともあり、基本的に、同一カテゴリ内でのタイム差はほとんどありません。
ただ、天候によっては、ドラマが起きることがあります

先述のように、そもそも路面にミスマッチなセッティングとタイヤであるため、路面が濡れると、操縦がかなり難しいようで、タイムに大きな影響がある場合があります。

前イベント(ポルトガル)ディ2最終SSでは、3位の勝田貴元選手と4位のDani Sordo選手のタイム差が、14.6秒から5.7秒に縮まり、ディ2一日をかけてSordo選手との間に勝田選手が築いたマージンが無くなってしまう事態となってしまったのです。

これは、勝田選手が走行したときと、Sordo選手が走行したときで路面の濡れ方が異なった(乾いていた)ことが大きく影響しているようでした。

このステージは、WRC2カテゴリからスタート。
WRC2は、Marco Bulacia選手がステージWINとなりました。

WRC2の後は、WRCカテゴリが、選手権ランキングのリバースオーダー(逆順。下位から順に)スタートでした。

8番目に走行した、TOYOTA GAZOO Racing のEsapekka Lappi選手。
豪快な横っ飛びスライドをやってのけました。
観ていたこちらは、「やばいっ!クラッシュか!?」と気を揉むほどでした。
Lappi選手も、SS後のインタビューで、「Spectacular」って言ってました。

14番目に走行した、注目の貴元選手。
一度、コーナーでワイドになってしまったものの(Lappi選手が横っ飛びスライドしたのと同じコーナー)、2番手で走行を終えました。
前戦のポルトガルが好調だっただけに、期待が膨らみます。

SSS1でステージウィンを飾ったのは、15番目に走行したHyundayのThierry Nueville選手。
2番手の貴元選手に0.5秒差でした。

現在、選手権リーダーのKalle Rovanpera選手は、最後の16番目に走行。
1秒差で4番手です。

走行後のインタビューで、ほとんどの選手が、
「予想よりスリッパリーだった」と言ってました。

SSS1終了後

Pos Driver Diff 1st
1 Thierry Nueville
2 勝田貴元 + 0.5
3 Elfyn Evans + 0.7
4 Kalle Rovanpera + 1.0
5 Esapekka Lappi + 1.0
6 Otto Tanak + 1.3
7 Dani Sordo + 1.7
8 Adrien Fourmaux + 2.2
9 Craig Breen + 2.4
10 Gus Greensmith + 3.4